2013/09/15

武家屋敷巡り2

昨日に引き続き、武家屋敷巡りです。

順天堂さんと旧堀田邸はちゃんと場所を把握していました。
が、武家屋敷は看板しか見たことがない……。
どこにあるか分からないまま、標識頼りで運転すること暫し。
何故か元いた道路に戻ったりしながら、住宅街へと。
何やら大きなおうちの沢山並ぶ地域にやってまいりました。
不安になり、道行く人に尋ねたら、駐車場の場所まで教えてくれました。

到着してまず最初に受付を兼ねて『旧河原家住宅』へ。



こちらは建物の中に入ることはできませんでした。
庭先からの見学でしたが、昔の調度品などが飾られていました。
旧堀田邸に比べると、やっぱりちょっと室内は暗め。


でも、細々とした日用品も絶妙に配され、生活感が感じられます。
移築されたそうですが、佐倉の武家屋敷の中で、最古のものだそうです。

順路的には隣の『旧但馬家住宅』なのですが、どうやら地元TVが取材中。
なんとなく入っていくのも気が引けて、ウロウロ。
芝刈りをしていた男の人が、通常の入口ではない所を開けてくれました。
そんな訳で、ちょっぴり飛ばして『旧武居家住宅』から。


90石の藩士だった方が住んでいたそうです。
8畳間と座敷ぐらいしかありませんでしたが、ちゃんと湯殿もあります。
写真の中央奥が湯殿です。
出土した昔の陶磁器やなんかも展示されていました。

最後は『旧但馬家住宅』。


しかしまだ、撮影は続いている模様。
1時間ぐらい待っていたのですが、終わらない。
おでこを蚊に食われ、暫くは車にいたのですが、見学が4時半まで。
時計を見れば既に4時を回っています。
仕方なく、受付で何時ぐらいに終わるのか聞いてみました。
そうしたら、係りの人が一緒に入っていってくれるとの事。
撮影隊をこっそりとかわしつつ、館内見学。


鎧も展示されています。
触れられませんが、限りなく近くで観察できます!
あんなに近くで見たのは初めてかもしれません。


ここにもカムロちゃんがいます!
畳の部屋ってやっぱり落ち着きますねぇ。
壁に『無為』と書かれた掛け軸も下がっていました。


お客様用の玄関です。
昔は、玄関上がったらすぐ畳で、座ってお出迎えしていました。
よくある玄関が広くて直ぐが板の間なのは、村の地主さんとかのおうち。
玄関でお裁きみたいなことをしていたからとか。
武士のおうちは、武士を迎えることが多いから、こんな感じなのかな?


家の者は、上の質素な板戸の所から出入りしていたそうです。
入って直ぐは土間です。
お客様を第一に考える時代だったんですねぇ。


裏庭は小さな畑があります。
どのお屋敷も共通しています。
武士といえども、やっぱり幾ばくかの食材は自分でって感じでしょうか。
裏庭なら、通りから見えませんしね。

ちなみにこの茅葺き屋根、この秋葺き替え予定とか。
現状も雑草が生えていたり、苔むしてたりして雰囲気はいいですけどね。
葺き替え前に見れて良かったです。
とは言え、葺き替えてピカピカのお屋根も見たいですけど。
という事で、多分また冬ぐらいに見に行こうかと思います。

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