昨日に引き続き、武家屋敷巡りです。
順天堂さんと旧堀田邸はちゃんと場所を把握していました。
が、武家屋敷は看板しか見たことがない……。
どこにあるか分からないまま、標識頼りで運転すること暫し。
何故か元いた道路に戻ったりしながら、住宅街へと。
何やら大きなおうちの沢山並ぶ地域にやってまいりました。
不安になり、道行く人に尋ねたら、駐車場の場所まで教えてくれました。
到着してまず最初に受付を兼ねて『旧河原家住宅』へ。
こちらは建物の中に入ることはできませんでした。
庭先からの見学でしたが、昔の調度品などが飾られていました。
旧堀田邸に比べると、やっぱりちょっと室内は暗め。
でも、細々とした日用品も絶妙に配され、生活感が感じられます。
移築されたそうですが、佐倉の武家屋敷の中で、最古のものだそうです。
順路的には隣の『旧但馬家住宅』なのですが、どうやら地元TVが取材中。
なんとなく入っていくのも気が引けて、ウロウロ。
芝刈りをしていた男の人が、通常の入口ではない所を開けてくれました。
そんな訳で、ちょっぴり飛ばして『旧武居家住宅』から。
90石の藩士だった方が住んでいたそうです。
8畳間と座敷ぐらいしかありませんでしたが、ちゃんと湯殿もあります。
写真の中央奥が湯殿です。
出土した昔の陶磁器やなんかも展示されていました。
最後は『旧但馬家住宅』。
しかしまだ、撮影は続いている模様。
1時間ぐらい待っていたのですが、終わらない。
おでこを蚊に食われ、暫くは車にいたのですが、見学が4時半まで。
時計を見れば既に4時を回っています。
仕方なく、受付で何時ぐらいに終わるのか聞いてみました。
そうしたら、係りの人が一緒に入っていってくれるとの事。
撮影隊をこっそりとかわしつつ、館内見学。
鎧も展示されています。
触れられませんが、限りなく近くで観察できます!
あんなに近くで見たのは初めてかもしれません。
ここにもカムロちゃんがいます!
畳の部屋ってやっぱり落ち着きますねぇ。
壁に『無為』と書かれた掛け軸も下がっていました。
お客様用の玄関です。
昔は、玄関上がったらすぐ畳で、座ってお出迎えしていました。
よくある玄関が広くて直ぐが板の間なのは、村の地主さんとかのおうち。
玄関でお裁きみたいなことをしていたからとか。
武士のおうちは、武士を迎えることが多いから、こんな感じなのかな?
家の者は、上の質素な板戸の所から出入りしていたそうです。
入って直ぐは土間です。
お客様を第一に考える時代だったんですねぇ。
裏庭は小さな畑があります。
どのお屋敷も共通しています。
武士といえども、やっぱり幾ばくかの食材は自分でって感じでしょうか。
裏庭なら、通りから見えませんしね。
ちなみにこの茅葺き屋根、この秋葺き替え予定とか。
現状も雑草が生えていたり、苔むしてたりして雰囲気はいいですけどね。
葺き替え前に見れて良かったです。
とは言え、葺き替えてピカピカのお屋根も見たいですけど。
という事で、多分また冬ぐらいに見に行こうかと思います。