はい、少し行間も開けてみましたが、大丈夫でしょうか?
今回は、お察しでしょうが、邦人人質の件についてです。
完全に個人の意見ですので、気分を害される可能性があります。
どうぞご注意ください。
さて、では、綴ります。
この度日本人が二人、イスラム国過激派の方に拘束され、身代金を要求されました。
その額は、2億ドル(235.5億円)。
このニュースを聞いた時、まず最初に思った。
『まだ生きてたんだ……』って。
捕まったって聞いたの、だいぶ前だったので、もう殺されてしまってると思ってた。
なんの要求もなかったし。
で、身代金を要求しているって聞いて、また思った。
『あ、これ、もう駄目だな……』って。
そして、請求金額見て、更に思った。
『ああ、そもそも払わせる気も、さらさらない額だな』と。
難民支援金として、日本が提示した額と同額。
イスラム国は、それを敵対したと見たわけです。
だから、同額を渡せと。
このニュースが放送され、ネット上でも色々コメントがついてましたね。
基本的には、『自己責任だから殺されても仕方ない』というもの。
私も、それには同意です。
国としても、渡航するべきではないとし、友人も止め、現地ガイドも止めた。
それでも、自分の判断で行って、拘束された。
それは、完全に自己責任。
ジャーナリズムのありがたみは十分理解しています。
が、それは免罪符にはならない。
自分の命も守れないのに、他人の命に干渉するべきではない。
例えそれが、どんなに意味のあることだったとしても。
ましてや、今回は天秤にかけられているものの大きさが違う。
たった二人の日本人と、大勢の現地の人々の命です。
火を見るよりも明らか。
この二人の日本人には、犠牲となってもらう他ない。
そもそも、捕まらなければこんな事にはなっていない。
そして、こうならない為に、色んな人が『行くな』と言ったのです。
何故、価値あるアドバイスを聞き流したんです?
日本人なら、祖国、国民に迷惑をかけるは御法度。
誰かが困っているのなら、助けたいと思うは人情。
でも、それはあくまで助ける側の手の届くは範囲内でのこと。
今回は、どうしようもありません。
要求通り金を渡したら、より多くの人間が死ぬ。
その上、そんな決断をしたら、世界から国としての信用をなくす。
こんな状況では、『潔く散れ』と言われても、文句言えません。
当の本人とて、それぐらいの覚悟は出来ているでしょう?
よもや、死ぬ覚悟も持たぬまま、紛争地域に足を踏み入れたなんてことはあるまい。
致し方ない、受け止めろ。と。
死ぬのが嫌なら、ジャーナリストになどなるべきではない。
金の為にやっているなら、即刻辞めるべきである。
そんな者の為に税金を使う義理はない。
国の金は、国民の血税です。
それは国民余すことなく、身をもって知っている筈。
紛争地域に足を踏み入れずとも、こうして命を削って働いてるんです。
そうやって稼いだ金から納税して、国の金としているんですよ。
そのお金を、人様を殺すような物に当てられてたまるか。
自国を守る為ならいざ知らず、たった二人の為には使えない。
身内だったらそんなこと言えないだろ!とか、言われるでしょうね。
私が身内だったら、手足縛ってでも、そんなところには行かせない。
友人だったら、現地へ向けてる心が折れるほどに殴ってやります。
もし、それで傷害罪に問われても私は構わない。
死なれるよりずっといい。
それでも行ったなら、それはもう自己責任です。
たとえ身内だろうと、友人だろうと、私は見捨てます。
それだけの覚悟を持っていったのだと信じ、見殺しにします。
今回の件に関してもそう。
赤の他人ですが、沢山の人が『行くな』と止めたそうじゃないですか。
それでも行ったのでしょう?
なれば、潔く散ってきなさい。
迷惑をかけるのが一人二人ではないのだから。
惜しまるるは、二人目に捕まった方ですね。
最初に捕まった人の知人で、助けに行ったそうで。
最初の方でも言いましたが、自分の身も守れないなら、他人の命に干渉しない。
助けたいと思った気持ちは賞賛に値しますが、できないならするべきではない。
残念ですが、今回は上手くいかなかったようです。
そんな気持ちで、『自己責任だから仕方ない』と皆さんも仰ってるのでは?
イスラム国の方には、『日本人には慈悲がない』と言われましたけどね。
あなた方にだけは言われたくないです。
日本人は平和ボケしてるし、何が何でも助けるだろうとでも思いましたか?
昔っから、日本人の根底はさして揺らいでいなんですよ。
そもそも、解りきっている事ではありませんか。
日本がWW2以降、アメリカの飼い犬だってことぐらい。
勿論好きでやっている訳ではありませんが、負け犬に発言権などないんです。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んででも平和を維持すると決めたのです。
身代金なんて払えるわけ無いでしょう?
アメリカさんも駄目だって言ってるんだから。
察してくださいよ、もー。
それでも、事が起きた以上、やれることはやらなきゃいけない。
だから国として、交渉による開放への働きかけはさせていただいております。
もし日本人に慈悲がないと仰るなら、その慈悲の有り様を示して見せてください。
日本は、難民支援が慈悲であると思っていたのです。
でも、イスラム国はそれが介入だという。
慈悲とはなんなのか……。
外の国の考え方は、未だ理解し難い。
なんだか、この流れ、テンプレートな気がします。
中東あたりで紛争
↓
アメリカさん介入
↓
ジャーナリスト捕まる
↓
『介入するなら殺す』と言われる
↓
アメリカさん『テロには屈しない』と言う
↓
人質殺害
↓
アメリカさん軍事介入
↓
ジャーナリスト捕まる
↓
『軍を撤退させろ』と言われる
↓
アメリカさん『テロには絶対屈しない』と言う
↓
人質死亡
↓
欧米諸国がちょっぴりわちゃわちゃ
↓
日本人捕まる
↓
日本『身代金?(チラッ→USA)お金は払えませんので話し合いを…』
↓
日本人『自己責任だ、仕方ない』←いまここ
↓
時間切れ
↓
アメリカさん『激おこだお!日本もだよね!?』
↓
日本『憲法九条により、戦争はできません』
↓
欧米諸国『もー、じゃーどうすんの?(チラッチラッ→日本)』
↓
日本『誠に申し訳ありません…つ[金色の饅頭]』
↓
日本人『あぁ…、またか』
なんとも、嫌なテンプレである。
血税だと何度言ったら……。
日本円は湧いて出いているわけではないんですよ?
日本よりもお金持ちの国が、アジアにはあるわけですが?
この間、日本経済に失望したって言ってたじゃないですか、ヤダー。
そして日本国民は、吐き出しそうな血を飲み下して働くのですね。
ワカリマス。
続く憤りを解消する為、狂った遊びに興じてクールジャパンが生まれる。
ヤッタネ、人柱完成だよっ☆
うへあ~、マジパねーっす世界先輩!
――…はっ!!
おふぅ、うっかり発狂しちゃったよ。
(。・ ω<)ゞてへぺろ☆
でね、ここからは余談です。
先程、一人目に捕まった方のブログを拝読致しまして。
無事解放されて日本に帰ってきたとしても、どうですかね?
今以上に辛い思いをなさるだけでは?