2014/02/15

榊の葉

昨日、初詣振りの御参りに行ってきました。
お参りして、拝殿の横を見ると、榊の束が沢山バケツに刺さっていました。
何事かと見ると、添え書きがありまして。

『雪で折れてしまい、ご家庭の神棚用にまとめました』との事。
大事に育てた榊だそうですが、神社では小さいものは使えないとのこと。
全てが二束一組できちんと組んでありました。

きっと、大事に育ててもらっていたんでしょうね。
添え書きからも、そう感じました。
あそこの神社さんは、お勤めというより、生活の一部として機能している感じが好きです。
祭事ごとも、勿論きちんとされていますけど。
人が共にある事が普通という雰囲気がいいです。

で、折角なので、お賽銭箱にいくらか入れて持って帰ってきました。


榊って、実際あまり見たことがないのです。
お祓いとかで渡されますけど、じっくり見る機会がないといいますか……。
冬でも緑の葉が付いてるってことぐらいしか知らなかったのです。
まじまじと見てみると、なんか見たことのあるような、ないような。

神社では頻繁に使うので、境内に植えてあることが多いとか。
でも、神社で目に付くのって、大体銀杏とか、杉の御神木なんですよね。
今度、じっくり探してみようかと思います。


お家に帰って、神棚に飾ってみました。
残念なことに、榊差しがないのですよ。
仕方ないので、対の湯呑に差しておきました。
まめにお水変えないとなぁ。


2014/02/11

大雪

8日から降り出した雪が、30cm以上降り積もった9日。
朝早くから散歩に出かけて、様子を見てきました。
辛うじて玄関は開きましたが、門は半分近く埋まっていました。
無理やり開けて一歩踏み出すも、階段がどこだか分からず膝まで埋没。
近所のおじさんに笑われてしまいました。(苦笑)


近所の城址公園です。
一面、白銀の世界。
深い所では、膝上まで雪に埋まるほど。
歩き慣れていない所為か、一歩踏み出す度に息が上がる。
朝8時ぐらいだと思いますが、ここまで来た人はいないようです。
行きの道すがら、裏口の階段で母娘が私の前を歩いていたのです。
が、途中で引き返してきたようで、芝生広場には足跡もない。

真ん中まで行ってみたかったのですが、雪深過ぎて立ち入れず。
仕方なく、芝生広場の端を迂回。


奥の東屋みたいな所で小休止。
鳥達も、この雪に困惑しているのか低空飛行でフラフラ。
どうやら、この東屋でウロウロしていたようす。
休んでいる私の直ぐ傍で、身を寄せ合っている山鳩がいました。


細い枝にも降り積もり、今にも折れてしまいそうです。
千葉にこんなに雪が降ることはほぼないので、雪の対策などされていないのです。
家の前の空き地にある大きな木は、この雪で太枝が三本折れてしまいました。
確か、夏みかんの木だったかな。
残念なことをしました。
家の庭木も、かなりしなっていましたが、現在は、なんとか持ち直しています。


公園の反対側から撮影。
何この雪原……。
何時もは、芝生の丘が広がっているのです。
流石に、異国にでも来たのかと思ってしまいます。


もう一枚。
ここが地元なのかと目を疑う景色。
びちゃびちゃの雪しか降ったことないのに……。
感動しつつも、歩くのが大変過ぎて、雪山訓練みたいです。
兎に角休み休みじゃないと、息が上がって仕方なかった。


――で。
帰ってきた頃には、ご近所さんが雪かきしていまして。
我が家も揃って参加したのです。
家の前の道路をみんなで掘り起こすこと3時間。
どうにか車の出入りができる程度にはなりました。
結構な重労働でしたが、みんなでやったのでなんとか。

お昼を食べ終わると、父親が一言。
『工場の雪かきしに行くぞっ!』……と。
え?なんでもっと早く言わないの?!
3時間、ベストを尽くしきっちゃったっつうの。

でもやらなきゃいけないので、渋々行きましたよ。
通りから奥まった工場。
入口から順番に雪かきすること4時間。
流石に動けなくなり、工場前を目前に断念。
雪焼けで顔はヒリヒリ、眼球ゴロゴロ。
全身パンパンになったので、お風呂に入って速攻寝ました。

翌日。
全身至るところが筋肉痛……。
立つのも座るのも、どう足掻いても苦痛しかない。
寝返り打つことさえ、痛みで悶え苦しむ有様。
本当に、なんの訓練ですか?

雪で遊ぶのは楽しいけど、やっぱり大変。
雪国の人の大変さが身に沁みました。
これ打っている今も、右腕が猛烈に痛いです。
小指、攣りそう……。

そして、今現在もまた雪が降っているという……。
STOP温暖化!!

2014/02/03

かぐや姫の物語(ネタバレ注意)

先日、ギリギリで『かぐや姫の物語』を見てきました。
以下、ネタバレ含みますので、見たくない方はブラウザーバックで。




……感想?
えっとねぇ……顎しか覚えてない(笑)
帝の顎がね、あんまりにあれだったから、笑い堪えるの大変だった。
その後に出てきた、雁の群れでさえ、笑ってしまいそうになった。
何なんだ、あれは……。

とは言ってもね、帝ですよ。
きっと、最後は頑張ってくれるって思ってた。
月からの迎えを迎撃してくれるって。


……(゚д゚)アエ?

(つд⊂)ゴシゴシ

……∑(゚д゚;)エエ?!
ちょ、帝!なんで月見酒とか洒落込んでるんですか?!


もうね、最後まで見て、帝はただの顎でしたって感想しか持てなかった。
かぐや姫が残念な事になったのは、翁と帝の所為だと思うの。

しっかし、ケドにしろ、かぐや姫にしろ、あんまりよく解らん。
読解力不足なのか、考えるな、感じろ!的な映画なのか。
ともあれ、絵はすごく綺麗だった。

ファンタジーなんだけど……うーん。
なんと表現したもんか。
結局、何を伝えたかったんだろう。

地球の一部として、ただ生きたいっていう気持ちは、私にも解る。
でも、それを伝えたかったのだとしたら、いらない部分が多過ぎる。
あの話の山場は、どこだったのだろう……。
中納言の死が、己の言葉の所為だと悔やんだところだろうか……。
各所の激情の表現は、なんだか凄かったなぁと思う。

でもねぇ、最後の方で捨丸と出会う辺は、なんかなぁって思う。
どう見ても妻子持ちになってるのにさぁ、どこ行こうって言うんだよって思った。
最終的には夢オチみたいになってたけど。
それでも、正直子供には見せたくない感じ。
たとえ夢だろうが、幻だろうが、捨丸は一時子供や奥さんを捨てたんですよ。
なのに、夢から覚めて、何事もなかったかのように、子供を抱くシーンがちょっと嫌だった。

概ね、私の知ってる竹取物語だったんですけど、ほんと帝がね……。
私の知ってる帝は、あんな奴じゃなかった。(苦笑)
そういえば、CMでかぐや姫の犯した罪と罰的な煽りを聞いた気がします。
それが気になっていたので、母親の誘いにのこのこついて行ったわけです。
映画で明らかになったのかといえば、そうでもない。

要は、月は穢れなき世界。
下賎な者の住む地球での暮らしに憧れるなど言語道断!っていうのが罪。
地球での暮らしで、いかに下賎な者達の居る所か知るがいい、みたいな?
で、地球に下ろされるのが罰。
その暮らしの中で、月に帰りたいと願った時、それは自らそれが真実だったと認めた事になる。
もしそうなら罪を許してやるってことじゃなかろうかと。

無であることが、穢れのないことだというんですかねぇ。
だからお迎えは仏様みたいな姿なんですかねぇ。
~ですかねぇ。って表現が多いのは、私の推測だからです。
本編見ても、ズバッと答えは出てこなかったのですよ。
ふわふわとそれっぽいこと言ってたかなぁ、って感じです。

個人的には、竹取物語の富士山の件が好きだったのですが、なかったですねぇ。
でも、侍女のキャラクターは可愛かったです。
あの、大人か子供かわからない子。
いい子でした。
あの子が一番人間らしかった気がする。


――と、まぁ色々書きましたが、よく分からなかたったよって事で。(苦笑)